【マイホーム】絶対知っておくべき、中古住宅を買う場合でも【すまい給付金】はもらえる!

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私ごとですが、子供も産まれたので近い将来中古戸建住宅を買ってリノベーションをする計画を立てています。(予算があれば本当は新築注文住宅を建てたい...笑)
毎号スーモマガジンをもらってきては読んだり、マイホームに関する本を読んだりと一生に一度の大きな買い物を失敗しないように準備しています。
今回はマイホーム購入後にもらえる【すまい給付金】について一緒に確認していきましょう。

 

 

【結論】中古住宅でもすまい給付金はもらえる!(例外あり)

すまい給付金は新築だけのものではありません。中古住宅であってもすまい給付金の対象となる場合があります。

家の性能を一定基準クリアしている証明となる既存住宅売買瑕疵保険に売主側で加入していることが条件になってきますが、この保険は住宅購入後に加入しても申請は通らないので、住宅購入時には販売している宅建業者等に確認してみるのがいいと思います。

要するに、ある程度性能基準を満たしたちゃんとした中古物件を購入すれば対象になる可能性は十分にありえます!

 

【制度】すまい給付金とは

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すまい給付金とは、住宅を購入した場合に現金がもらえる制度のことです。収入の少ない私のような人に、消費税引上げによる負担を軽減するため現金を給付してくれるありがたい制度となっています。

消費税が10%の時代に突入しましたので、最大でもらえる額は50万円。今のところ令和312月まで実施ということで今がチャンスということになります。

 

【対象】対象者は?どんな人がもらえるの?

まず、すまい給付金は大前提として住宅ローンを借りてマイホーム(自分が住むための家)を建てた場合にもらえる制度となります。
下記の条件を満たせばひとまず対象者です。

 

住宅ローンの定義

  1. 自ら居住する住宅の取得のために必要な借入金であること
  2. 償還期間が5年以上の借入れであること
  3. 金融機関等からの借入金であること(住宅ローン減税の対象となる住宅ローン貸出金融機関と同じ)
  4. 親類・知人などからの借入金はダメ!!

↑住宅を購入する人はほぼこの条件を満たすのではないでしょうか。

 

対象要件

  1. 住宅の所有者:不動産登記上の持分保有
  2. 住宅の居住者:住民票において、取得した住宅への居住が確認できる者
  3. 収入額の目安が775万円以下
  4. (住宅ローンを利用しない場合のみ)年齢が50才以上の者  

 ↑自分が住む家を購入、かつその証明ができて、年収の775万円以下の人が対象となります。住宅ローンを利用しない場合は50歳からしか対象にならないです。

 

【対象】どんな住宅なら給付対象なの?(新築住宅の場合)

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工事完了から1年以内で今まで誰も住んだことのない住宅を新築住宅と言います。新築住宅の場合、床面積が50m2以上であることがまず前提となります。
あとは下記の要件がありますので、新しく建てる方や建売を購入する方は下記をチェックしてくださいね。施行中の検査が必要となるため着工前に検査の申し込みを忘れないことがポイントとなります。

対象要件

施工中等に第三者の現場検査をうけ一定の品質が確認される以下の13のいずれかに該当する住宅

  1. 住宅瑕疵担保責任保険(建設業許可を有さないものが加入する住宅瑕疵担保責任任意保険を含む)へ加入した住宅
  2. 建設住宅性能表示を利用する住宅
  3. 住宅瑕疵担保責任保険法人により保険と同等の検査が実施された住宅

 

【対象】どんな住宅なら給付対象なの?(中古住宅の場合)

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中古住宅購入時の方が、すまい給付金をもらうにあたり条件がちょっと複雑になります。個人売買などでそもそも非課税で住宅を購入した場合はすまい給付金対象外ですので、条件をしっかり確認していきましょう。また、中古住宅の場合も床面積が50m2以上であることがまず前提となります。

 

対象要件①

売主が宅地建物取引業者である中古住宅(中古再販住宅)だけが給付対象。

 

対象要件②

売買時等に第三者の現場検査をうけ現行の耐震基準及び一定の品質が確認された以下の13のいずれかに該当する住宅

  1. 既存住宅売買瑕疵保険へ加入した住宅
  2. 既存住宅性能表示制度を利用した住宅(耐震等級1以上のものに限る)
  3. 建設後10年以内であって、住宅瑕疵担保責任保険(人の居住の用に供したことのない住宅を目的とする住宅瑕疵担保責任任意保険を含む)に加入している住宅又は建設住宅性能表示を利用している住宅

新築も中古も性能がしっかり担保されていることが条件となっています。

 

【給付額】最大50万円とは言うけど実際はいくらもらえるの?

収入額によって給付基礎額が決まり、給付基礎額に登記上の持分割合を乗じた額が給付されます。

収入が低ければ基礎給付が多くなり、自分名義で全てのローンを支払ってみればその人が全ての給付を受けられると言うことですね。

 

↓実際にいくらもらえるか確認してみましょう。

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引用元:国土交通省「すまい給付金」 

 ざっくりですが、収入450万円以下の方は最大の50万円をもらえる可能性が高いですね!

この表で言う所得割額とは、簡単に言うと給与から天引きされている住民税の中の前年度の収入に対しての課税部分を言います。前年の収入を元に誰でも一定の額を支払っていることから、給付金の基準として用いられています。

 

【申請】申請書類は何が必要??

すまい給付金を貰える対象だと思ったら、住宅取得から1年以内に申請をしましょう。

申請には期限があるのでそれを過ぎないようにして下さいね。

流れとしては申請書と下記の書類を【すまい給付金事務局へ郵送するか、すまい給付金申請窓口に持参すると1.5ヶ月〜2カ月で給付金を受け取れます。

ちなみに札幌だと窓口は11箇所あり、住まい関連の会社が窓口になっている場合もあります。

 

申請に必要な主な書類

  • 住民票の写し(引越し後の住所)
  • 個人住民税の課税証明書
  • 建物の登記事項証明書・謄本
  • 住宅の不動産売買契約書または工事請負契約書
  • 住宅ローンの金銭消費貸借契約書
  • 振込先口座が確認できる書類

  • 施工中等の検査実施が確認できる書類(住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書or建設住宅性能評価書 or住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書【原本】

窓口への申請はこちら

申請書類DLはこちら

 

給付額も結構なものですから、必要書類も多いですね...。

ちょっと大変そう。

【最後に】新築でも中古でも準備が大事。

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住宅購入の計画にしっかりと【すまい給付金】のことも盛り込んで、最終的に損をしないように準備をしていくことが大事かなと思います。
業者さんがこの制度を知らない場合もあるので、アドバイスをくれない可能性も十分にあります。
マイホームを手に入れるためにパパは頑張って働きます...。笑
皆様の参考になれば幸いです。